野営の焚き火に焚き火台は必要か〜安全面からもあったほうが良い〜

道具
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野営釣行に欠かせないのが焚き火。

「雑誌に乗っているような、焚き火を囲んでの宴会がしたい。」

私もそう思いました。

そんな初心者が何を揃えるべきか、そして何に気をつけるべきか、自身の経験を踏まえて考察してみました。

必要な道具

野営釣行の焚き火に必要な道具は、これらのものです。

①焚火台、②焚火台シート、③のこぎり、④革手袋、⑤着火剤です。

順番に説明していきます。

必要な道具〜焚火台・焚火台シート〜

焚火台・焚火台シートを使っている理由は

  • 場所を選ばなくていい
  • 安心して焚き火ができる
  • 後片付けが楽

ということです。

焚火台を使う焚き火なんて、本物の焚き火じゃねえ!

わかります。その気持ち。

雑誌では、焚火台を使っているシーンというのは、ほとんどありません。

地火のほうがロマンがありますよね。

また、野営釣行時はできるだけ荷物を少なくするのが鉄則ですから、どんな状況下でも焚き火をすることができる技術があるならば、焚火台は不要です。

もちろん、直火禁止のところかどうかは確認しないといけないのは言うまでもありません。

簡単に火を起こせる

しかし、野営釣行をするような場所、つまり源流部では、薪となる木が湿っていたり、地面が湿っていたいりしているのがほとんどです。

その状況下で、焚き火を起こすには、相当の経験・技術が必要です。

釣りから帰ってきた後に、焚き火を起こすのに苦労して、あたりが真っ暗になって何も見えなくなってしまうと身の危険を感じます。

私の野営釣行の場合、メインは釣りです。

せっかく釣りを楽しんだ後、焚き火を起こすのに苦労して疲弊するなんて嫌です。

単独で行かれる場合は、全て自分でやらなければなりません。

しかし、焚火台を使えば、たとえ地面が湿っていても関係なく、どんな場所でも焚き火をすることができます。

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私が今使っている焚火台は、アマゾンで1500円くらいで購入したステンレス製の焚火台です。

問題なく使えます。

数回使って底版に歪みが出てきましたが、使用には全く問題ありません。

ただ重いです、かなり。

チタン製を買える方はチタン製の方が軽いので、チタン製を買った方がいいです。

焚火台シートは、BBQ用のアルミホイルを二枚重ねにして使っています。

安心して焚き火ができる

焚火台・焚火台シートを使えば、薪は焚火台の中から出ることはありませんから、周りの木や落ち葉に引火する心配も少なく、安心して焚き火をすることができます。

安心して焚き火ができるからこそ、ゆったりと焚き火を見ながら、釣りのこと、日頃の生活での悩みや思うこと等、普段ゆっくりと考えられないことを考えながら酒を飲むことができるのです。

これこそ、大人の遊びです。(調子に乗りました)

後片付けが楽

焚火台・焚火台シートを使えば、灰が焚火台の中やシートの上に集まります。

それを処理すればいいだけなので、後片付けが楽です。

焚き火をした痕跡を残すことなく、野営地を去ることができます。

必要な道具〜のこぎり〜

ナイフでは駄目です。

野営時の焚き火ではある程度太い薪が必要になってきます。

細い薪では、何回も何回も薪を入れなければならなくなります。

ある程度火を起こすことができれば、太い薪でもガンガン燃えてくれます。

太い薪を用意するには、ナイフでは全く役に立ちません。

私が使っているのはホームセンターで1,000円くらいだったのこぎりです。

キャンプや工作等で、もう何年も使っていて、だんだんと切れ味が悪くなってきていますが、まだ使えそうです。

日本の刃物は素晴らしい。

必要な道具〜革手袋〜

薪を拾ってくる時、のこぎりで薪を切る時、薪を火に入れる時

革手袋があれば怪我を防止することができます。

軍手でも構いませんが、革手袋の方が熱にも強く、焚き火の中の薪を動かすときにも使えます。

私が使っているのは、ワークマンで500円くらいで購入したものです。

必要な道具〜着火剤〜

先程と重複しますが、釣りで疲れた後に、着火剤なしで火を起こすのは非常に疲れます。

私にはそんな技術はないので、着火剤を使っています。

これがあれば、薪が湿っていても火は起こせます。

私が使っているのは、ダイソーの割って使うタイプの着火剤です。

使い方ですが、焚火台の一番下に着火剤を置き、その上に細い薪からだんだんと太い薪を置いていきます。

そして、着火剤に火をつければ、自動的に火が大きくなっていきます。

後は、ある程度太い薪を入れても、どんどん燃えていってくれます。

必要な道具はこれで以上です。

あと、火ばさみがあれば便利ですが、なくてもなんとかなります。

着火剤を使えば、ある程度適当にやっても火は起こせます。

焚き火で気をつけるべきこと

焚き火はロマンあふれるもの。

野営釣行には必須です。

私は日帰り釣行でも焚き火をしています。

しかし、気をつけるべきことがあります。

火は恐い野営で焚き火をする時に忘れてはならないのが、

火は恐いもの

ということです。

これは肝に命じていてください。

薪を入れすぎると、火がどんどん大きくなって、周りの木や地面に落ちてる葉に引火して最悪山火事になります。

その地域の方からしたら、とんでもない迷惑、いや、迷惑ではすみません。

そもそもそうならないように、場所選びはきちんと行う必要があります。

安全なのは、川のすぐ側です。

引火するものは少なく、水が直ぐ側にあるので、危険性が低いです。

野営をする場合は、増水の危険があることから川の直ぐ側で野営をすることはないため、

     周りに木々がないところを選ぶ

     地面の落ち葉や枯れ枝を取り除く

     消火用の水を用意しておく

等の対策を取ってから焚き火をする必要があります。

また、焚き火が終わった後始末にも注意が必要です。

それは、薪が完全に白い灰になるまで燃やし尽くすことです。

火がついていないし、煙も出ていないからもう大丈夫だろう、と思って、炭になった薪を適当に捨てると、引火します。

マジです。経験ありです。

炭になった薪は、想像以上に熱エネルギーを持っています。

ですから、完全に白い灰になるまで燃やし尽くしてから、処分しましょう。

灰は、土に分解されますから、埋めるなりして、綺麗にしてから立ち去りましょう。

まとめ

渓流釣りと焚き火。

最高のタッグですが、注意を怠ると大惨事になる危険性もあります。

焚き火をする際には、火は恐いものであることを肝に命じて、場所を選んで、楽しく焚き火をしましょう。

そうすれば、最高の遊びです!

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おわり。

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