渓流ルアーのスイミングフックを簡単、安く、見栄え良く自作する方法

スイミングフックの自作 道具
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この記事を読んでいただける方へ

この記事では、渓流で使うルアー(ミノー)に装着するスイミングフックを、

  • 簡単
  • 安く
  • 見栄え良く

自作する方法をご紹介致します。

渓流ルアーのフック選び(スイミングフックを選ぶ理由)

渓流ルアーフィッシングでは、ルアーに装着するフックは

  • トレブルフック
  • シングルフック

が主流です。

私は、シングルフックを使用しています。

ルアーを買えば、最初からトレブルフックが装着されているものがほとんどです。

私は、渓流ルアーを始めた当初はそのままトレブルフックで釣りをしていたのですが、

トレブルフックだと、渓魚の口以外の場所(目やエラ)に刺さったりすることが多々あったので

フックはシングルフックに交換して釣りをするようになりました。

また、これは個人的な感想なのですが、トレブルフックというのは、魚に針を掛ける確率を上げるためのものであり、渓流魚を傷つけてまでトレブルフックを使う必要はないと思います。

シングルフックでも、たまに目にかかってしまったりすることがありますが、それでもトレブルフックよりかは確率が低いです。

ですから、私は

シングルフック

を選びます。

そして、シングルフックの中でも、

スイミングフック

を選びます。

スイミングフックというのは、

管(環)付き針(ルアーのスプリットリングに装着する部分が輪っかになっている)ではなく、管(環)の付いていないフックにPEライン等を輪っかになるように装着している針です。

はい、文章にするとわかりにくすぎるので、写真を見せると、

自作スイミングフック

こんなやつです。

なぜこれを選ぶのかと言いますと、

  • バラシが少ない(気がする)
  • かっこいい

からですよ。

スイミングフックの利点なぞ、他の方が5万と書いておられるでしょう。

ただこのスイミングフック、売っているやつは高い!

こうなりゃ、作るしかねえ!

割りかし簡単そうだし!

安くてかっこよくて釣れるとなれば、作らない理由がありません。

スイミングフックの作り方

それでは、作り方を順番に紹介致します。

必要な物

必要な物は、

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水糸(写真上部のもの。太さ1mmか、それ以下がおすすめ)

ミシン糸(好きな色)

ボビンホルダー

瞬間接着剤

です。

PEライン使う人もいますが、私は水糸のほうが太さがあり、扱いやすく、なにせ安いので、水糸を使っています。

あと、一番大事なのが、

バイス

です。

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これがないとできません。

はい、すみません。

安上がりとかいいつつ、このバイスだけで5,000円くらいします。

針作んのに5000円も投資するくらいなら、針買ったほうがええやん

そう思いますよね。

が、しかーし!

考えてみてください。

これを買えば、一生、スイミングフックを作り続けられます。

スイミングフックだけなく、テンカラの毛鉤、フライも作れます。

つまり、これ1台で3役以上使えます。

渓流釣り師なら、買っておいて損はありません。

フック選び

どの針を選ぶかは、釣り師の数だけ答えがあります。

私が選んでいるのは、

メバル針

です。

なぜかというと、売っているスイミングフックに形が近かったからと、いっぱい入っていて安いからです。

形が近けりゃ釣れるだろ!

とそんな理由で選んだのですが、今まで使っていて全く不満はありません。

今後は様々な針を使ってどれが最適解なのかを研究するのも面白そうです。

作り方

ようやく作り方。

写真重視で説明します。

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まず、針にミシン糸を一周巻きます。

これをすることで、水糸がズレにくくなります。

次に、

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水糸をフックの上側(外側)に置き、ミシン糸でぐるぐると巻き付けます。(一周で良いです)

フックの上側に置くのは、ルアーに装着したときの針の向きを考慮してのことです。

次に、

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今度は、水糸をフックの下側(内側)に来るようにして、巻き付けます。

このとき、一つ注意点がありまして、それが、

水糸をねじりながら

フックの下側に来るようにして巻きつけることです。

水糸は、「より糸」なので、ねじらないと、水糸がぶわっとなってしまい、スプリットリングに装着しにくくなります。

ルアーのスプリットリングに装着する輪っかの部分の大きさは、好みです。

針を泳がす範囲をどうするか、試行錯誤も楽しいです。

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端まで巻き付ければ、水糸を切り、ぐるぐると2、3回さらに巻き付けます。

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ここまでくれば、あとは3,4回ハーフヒッチ(仮止め)をして、

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ミシン糸全体に瞬間接着剤をつけます。

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これで乾燥させて完成です。

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ルアーに装着するとこんな感じです。

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メバルの針にはカエシがついていますので、私はペンチで潰してバーブレスもどきにしています。

ここ数年このスイミングフックを使っていますが、ワンシーズン使っても、十分な強度があります。

当然、長く使っていれば糸が解けてきそうになりますから、そうなれば交換します。

まとめ

渓流ルアーには、スイミングフックが釣れますし、かっこいいし、良いことだらけなのですが、

なにせ、高い!

フックは釣りの中でも一番大事といってもいいかもしれません。

そのフックを自分で試行錯誤しながら作ると、釣れた時の喜びもひとしおではないでしょうか。

バイス以外の必要なものは、ホームセンター、手芸屋、100均で揃いますから、ぜひ自作してみてください。

おわり。

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