渓流ルアー釣行記〜岩魚の刺身を求めて〜

釣行記
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渓流ルアーフィッシング

ついに勝ち取った休日。

友人も、なんとか仕事を間に合わせて勝ち取ってくれた休日。

今季最後になるかもしれないと思いながら、二人で渓流釣りを楽しんできました。

様々な理由で釣りに行けない方々が、この記事を見て釣りに行った気分になれれば幸いです。

準備

前日に準備を済ませたかったものの、子供の寝かしつけとともに

というより、自分が即効で寝落ちしたため、出発当日に準備しました。

道具については、書き出すと長くなりますので、詳細は別で紹介させてもらいます。

 釣り具関係

 食事関係

その他

あと写真にはありませんが、ウェーディングシューズ、ゲーター、帽子等です。

出発

午前4時に自宅に友人が迎えに来る約束であったものの、友人の寝坊で30分遅れで出発しました。

これもお約束です。

途中でコンビニに立ち寄り、休憩時のお菓子などを購入しました。

天気は良さそうです。

久しぶりの再会なので、道中も話が尽きることはありませんでした。

まあ、ほとんどは仕事や人間関係の愚痴ですが・・・

話すことの尽きない友人がいるとは幸せだと思います。

到着

約2時間半かけて車止めに到着しました。

高校時代、理科は地学を選択していましたので、地層や岩を見るとテンションがあがってしまいます。

しかし、そのとき得た知識は全く思い出すことができず、この岩については

すげーーー

ということで撮影しました。

眼下に川が流れていますが、目的はもう少し先です。

林道を歩いているときに、急にテンションが上がってくるのがわかります。

友人も「うわっ、テンションあがってきたー!」とのことでした。

30分くらい歩いて、目的の渓に到着しました。

まずはタックルの写真撮影。

この、WESSEX ウェセックストラウトロッド/ベイト WSE-C/5 (グリップ付属無しタイプ)は、本当に美しいロッドです。

太陽光が少ない時は濃紺に、太陽光が多い時にはエメラルドグリーンに輝く。

美しい渓魚たちに全く引けを取りません。

この日が渓流ルアーのデビューであった友人。

この淵では、チェイスがあるものの、ヒットに持ち込めず。

写真でお分かりのように、少し濁っていますが、私たちは「昨日の雨のせいかな」

と軽く考えていました。

どんどん進みます。

しかし、チェイスすらなくなり、さらに濁りが強くなってきて、さすがに「昨日の雨のせい」ではないことに気がつきます。

「上で何かやってるな」

ロッドをいったん仕舞い、林道を歩いていくと・・・

やっぱり、上流で林業の方々が作業をしておられました。

これまでの1時間くらいは完全に無駄となりました。

しかし、地図上ではそこから少し登ると支流があるので、行ってみると

濁りは全くなく、澄んだ水が流れておりました。

この支流には林道は併設されておらず、誰も入っていないでしょうから、まさに、この時のこの渓は、「私と友人二人だけ」の渓です。

私は、海釣り(ショアジギング)もするのですが、ショアジギングは同じ釣り場に多くの人が集まります。

ショアジギングはショアジギングで、大物が釣れたり、疲れたら椅子に座って海を眺めながらのんびりしたりと、ショアジギングなりの楽しみがあります。

しかし、この、「渓に自分もしくは自分たちだけしかいない」という感覚は、普段の仕事、家庭等のしがらみから解放され、まさに「自由」を手に入れたという感覚であり、渓流釣りでしか味わえない感覚です。

これが、やめられない理由なのではないでしょうか。

おっさんの戯言はさておき、私にヒット。

ヒットルアーは、ラパラCD5、カラーはブルーです。

ラパラのクラシックな意匠、なんとも言えないぬめっとした泳ぎが好きです。

ピンボケしていますが、透き通った美しい鰭。

20センチに満たない小さな岩魚。

何度見ても、感動を与えてくれる、まさに小さな宝石です。

宝石は持っていませんが。

綺麗な岩魚を拝むことができましたので、私は釣りもそこそこに、昼飯の材料を探しながら友人の後をついて行きました。

ウワバミソウ(ミズ)がありましたので、味噌汁用に採取。

太くておしいそうだと、このときは思っておりました。

友人は釣りにのめり込んでおります。

山の水を飲んでみます。

うまい!

腹が痛くなったらその時はその時!

後悔はしません。

友人にヒットがないので、二人でしばし休憩。

釣れないときは、休憩をはさめば釣れることが多々あります。

長い時間釣りをしていると、体力や集中力が落ちているのでしょう。

そんなときは、渓にいる喜びを感じながら、お菓子を食べると、体力、集中力が回復して、渓魚と出会える可能性が高まります。

ローソンの和菓子ミックス(ミニサイズのどらやき、もなか、ようかん、まんじゅう等)が私の定番です。

疲れた体に甘い和菓子がしみわたります。

和菓子パワーを得て、出発。

だんだんとポイントにキャストできるようになってきた友人。

ほどなくして友人に初ヒット。

写真を撮る前にオートリリースとなりましたが、綺麗な岩魚でした。

やはり、休憩は大切です。何事も。

渓流ルアー初ヒットの友人は、「めっちゃうれしいっす!」と歓喜しておりました。

遡行していくと、滝に到達しました。

今回の釣行の目的として、「岩魚の刺身を食べる」を設定していましたが、これまでは刺身サイズには程遠い小さい岩魚しか釣れておらず、リリースしていました。

この最後のポイントで釣れなければ、

昼飯はカレーになります。

これはこれでうまそうですが。

友人は岩魚の刺身を食べたことがないので、滝壺にルアーをキャストすると、1投目で

7寸ちょいの岩魚が釣れました。

ヒットルアーは、ラパラF5でした。

「刺身いけます!?」

「うぅ・・、ギリ!笑」

ということで、岩魚の刺身と味噌汁で昼ごはんにすることにしました。

昼食

今回が渓流初使用のDUGの焚火缶S,Mサイズ。

持参したのは、米、みそ、しょうゆ、塩、わさびです。

米を炊いている間に

極太?のミズを切ります。

むかごはまだ付いていなかったので、茎の部分を味噌汁に入れることにしました。

次に岩魚をさばき

味噌汁の準備完了です。

そして、念願の刺身が完成。

それなりに上手くできたと思います。

米も炊けました。

下のほうが柔らかかったですが、許容範囲ということで。

湯気が出なくなるまでやるのがよかったのでしょうが、焦げるのを恐れて早めに火から上げたのが原因でしょう。

味噌汁も完成。

源流岩魚定食の完成です。

渓流釣りに来た人しか食べられない定食です。

刺身はほんのり甘く、旨味があり、海の魚にも引けを取りません。

むしろ、淡白な魚が好きな方にとっては、これほど旨い刺身はないのではないでしょうか。

岩魚のあらの味噌汁も最高です。

岩魚をさばいた時の、骨、頭、皮を鍋に放り込んで、煮れば完成ですから、簡単です。

岩魚はぬめりが強い魚なので、臭くならないか心配でしたが杞憂でした。

岩魚のあらから出る旨味を、味噌の風味の奥底から感じることができます。

ただ、味噌汁に入れたミズなのですが、筋を取らなかったせいで

口の中にいつまでも筋が残る味噌汁となりました。

太い水は筋を取る、教訓ができました。

これも経験しなければわからないことでした。

最高です。

速攻で完食。

また食べたい定食です。

しかし、この後スズメバチの警戒兵2匹による友人への警戒活動が活発化。

黒っぽい服装をしていたからでしょうか、私にはほとんど来ず、友人がビビり倒し

場所を移動してコーヒータイム。

しかし友人はスズメバチにビビりすぎて全くゆっくりできていませんでした笑

退渓

ということで撤退。

魚影は濃くありませんでしたが、岩盤の渓相がよかったので、この滝上にも行ってみたくなりました。

川通しに帰ります。

日ごろの運動不足が祟って、すでに足ががくがく。

死ぬまで渓流釣りをするために、ランニングは大事です。

帰りの林道。

濁りはさらにひどくなっていました。

寂しくなる帰り道。

しかし、渓流ルアー初挑戦の友人が釣ることができましたし、岩魚の刺身を食べることもできましたので、大満足の釣行となりました。

また行くぞ!

まずはランニングから・・・

 

 

 

 

 

 

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